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2017.02.23

【スペシャルインタビューシリーズ】エデュケーション・ニュージーランド

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大使館スペシャルインタビューの第4回は、エデュケーション・ニュージーランド本部より折しも来日中であったシニア・コミュニケーション・アドバイザー:Rose O'Connorさんとエデュケーション・ニュージーランド・ジャパン教育担当官のピット美佐子さんにお話を伺いました。

JACSAC(以下、J):
まず、日本からニュージーランドへの留学生数について最新の動向を教えてください。

NZ(以下、N):
日本からNZへの留学生数は2011年を境に増えています。 2014年は10,459名。その63%が専門学校(語学学校を含む)、27%が中等教育、5%が高等教育(大学・大学院)、3%が工科大学・ポリテクニック、2%が初等教育です。
この学生分布でご理解いただけるとおり、ニュージーランドの強みの一つは中等教育です。
2016年以降、さらにこの分野、とりわけ高校生の留学促進を強化していくという方針を定めたばかりです。

J:ニュージーランドといえば、環境の良さや親日的な国民性がクローズアップされがちですが、教育といった面での魅力を教えていただけますか?

N:ニュージーランドの教育水準の高さは世界的に評価されています。 国際機関OECDの15歳を対象とした学習到達度調査(PISA)によりますと、読解力、数学、科学リテラシーの3分野において、ニュージーランドは常にトップにランキングされていて、平均値を高く上回っています。
また、ニュージーランドの大学8校すべてが、QS世界大学ランキングの上位3%以内に入っています。
高い教育水準を維持するために、ニュージーランドでは政府のさまざま監査機関が品質の認定や保証を行っているのが特徴です。
小、中、高等学校では全国統一のカリキュラムが適用され、全国どこの学校においても、一貫して質の高い教育が受けられるのが特徴です。
大学においては、国立の大学が全国に8校のみで、政府も大学の質を保つために、これ以上数を増やさない方針です。
さらに、ニュージーランドの教育は、生徒一人ひとりの好奇心や個性を尊重し、既存の考え方にとらわれないチャレンジ精神を奨励しています。
仲間とのオープンな議論を通じて、自分自身の意見を構築していくことを学びます。

J:先ほど、2016年、中等教育の促進強化について方針をお聞きしました。 英語留学についてはいかがですか?

N:とりわけ日本人学生に魅力を提供できるものとして、今後、英語プラスアルファのカテゴリについても施策をスタートしているところです。
現在力を入れているものを3つ挙げますと、英語+スポーツ(ラグビー)、英語+トラベル/ホスピタリティ、英語+農業です。
「英語+ラグビー」についてはGame On Englishという政府公認のプログラムがあります。

安倍政権の掲げる「教育の国際化」と、青少年のスポーツ能力向上を図る「Sport for Tomorrow」に応えるべく、2014年に日本とニュージーランド政府によって開発された、 英語の学習とスポーツトーレーニングの合体型留学プログラムです。
全国に広がる5つの地域ラグビー協会に所属するラグビーアカデミーで、世界トップクラスのトレーニングが体験できる素晴らしい環境が待っています。
現在はラグビープログラムのみですが、今後はゴルフやセーリングなど、ニュージーランドで人気の様々なスポーツに展開していく予定です。
また、観光立国であるニュージーランドでは「英語+フライトアテンダント」コースや、 「英語+ホスピタリティー」などを提供する専門学校も増えてきました。
また、ワーキングホリデービザを活用し、専門学校で学んだ後、現地でのインターンシップなどに参加するケースも見られます。
農業分野については、日本の農業ビジネスの国際化が注目される中日本の大学の農学部や農業大学からの注目が高まっています。
ニュージーランドの農業経営現場や最新テクノロジーを見て学んだり、農場でのインターンシップなどが含まれたプログラム開発が進んでいます。

J:農業を語学と一緒に学べる取り組みはニュージーランド特有で、非常に関心を呼びそうですね。
さて、ニュージーランド大使館ではこの秋「留学フェア」を開催されました。イベントの成果はいかがですか?

N:六本木ヒルズで開催し、400人の来場者がありました。
中高校生とその親御さんが大変多かったです。フェアはすばらしい成果でした。
単に来場者の数だけではなく、その場で入学申請を行う学生もいるなど、 大変真剣度の高い学生が多かったという点です。
来年も同時期(10月9日)に六本木ヒルズでの開催を予定しています。
また来年は、オークランド市と福岡市の姉妹都市締結30周年を記念して、 福岡でのイベントも予定しています。

J:最後に、私たち留学カウンセラーがニュージーランドについて もっと学べる機会を教えてください。

N:大学・高校の先生方や国際交流ご担当者の方、 民間の留学エージェントさんに役立つのが 政府でご用意したE-Learning教材です。
http://lms.educationnz.govt.nz/login/index.php

ニュージーランドの教育について総合的かつ体系的に学んでいただけるほか、 同教材を修了していただくとBrand Labという素材集を ご利用いただけるようになります。
学校やニュージーランドに関する高品質の画像などをダウンロードして 販促用にご活用いただけます。
http://thebrandlab.educationnz.govt.nz/ 最後に、一般向けのサイトが一部日本語で公開されています。
来年は、更に日本語のページを増やしていく予定ですので、 是非定期的にチェックしてください。
http://www.studyinnewzealand.com/on/jp/

J:来年のニュージーランド留学動向を楽しみにしています。 ありがとうございました!

ニュージーランド大使館へご相談の際はMisa Pittさんまで
misa.pitt@enz.govt.nz

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